東洋活性白土 1976.8.17

新潟県糸魚川にあった軌間610mmの工場専用鉄道。工場と北陸本線糸魚川の間、約1kmを結んでいた。蒸気機関車は、1956年に協三工業というところで作られたB型タンク機関車。

東洋活性白土は、高2の夏休みに訪ねました。写真では見ていたものの、その小ささにびっくりしました。まるで、絵本から抜け出したようなかわいい機関車(「きしゃぽっぽ」といった方が似合いそうな)が目の前で走っているのです。またここでは、2つのことが心に大きく残っています。1つ目は、同じ大阪から来ていた中学2年の人と出会ったことです。家も比較的近かったこともあってその後もしばらくつきあいがありました。彼は、写真よりも録音に興味がありここへステレオのラジカセを持ってきていたのです。旅行後は、こちらの写真を送ったり、彼の録音したテープを送ってもらったりしました。2つ目は、写真を撮っていると列車の係の人が糸魚川から工場まで、からになった貨車に乗せて走ってくれたことです。こういった旅行の中にもいろんな人との出会いがあり、当時はそのようなことをあまり感じることはありませんでしたが、今思うとずいぶんといろいろな人にお世話になったなあと思います。





工場内で出番を待つ機関車




道路を横切る列車




軒下のようなところで休む機関車





糸魚川から貨物を工場まで押す

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